INTERVIEW

浅沼静華

らくらグループ 代表

浅沼静華
浅沼静華

らくらグループ 代表

浅沼静華

「今まで働いてきた中で一番嬉しかったことと辛かったことはなんですか?」

私は大学卒業後、アメリカ・サンフランシスコに留学して貿易の仕事を1年間務めたのち、スイスで20年間に渡って金融業界に携わってきました。海外で働いていた頃の経験はとても濃く、嬉しいことも辛かったこともあり、私の基盤になるような経験をたくさんさせてもらいました。忘れもしない26歳の時、身も心もボロボロになるような初めての大失敗をしました。それまでの私は、怖いものなんかない!というくらい、強い気持ちでガンガン仕事をしていましたが、すべてが音を立てて崩れていくくらい自分が無能だなと思う出来事がありました。その失敗は、自分の勉強不足とできない自分を認められなかったことから招いたことだったと思います。でもその一件のおかげで、ダメな自分に負けたくないという気持ちも芽生えましたし、新しい自分を発見できたことで前にまた進もうと思うことができました。

そして嬉しかったことは、30代前半の頃に、突然上司から「数日、休暇取るからよろしく頼むね」と数億近いトレーディングを任されたことですね。お金に関わることでしたし、マーケットの状況を把握しきれていないと大変なことになってしまうという張り詰めた中で、当時の私が考え得る全てを準備しました。その結果、大きな取引がうまくまとまった時には、はじめて任された仕事をやりきることができたという、今まで経験したことのない喜びがありましたね。この経験を通じて、「仕事は準備で9割の成功が決まる」という事を改めて実感しました。

「学生時代の経験で、今に活きていると思うことはなんですか?」

学生の頃は、クラスや部活動、サークルなどのリーダーになることが多かった気がします。自ら率先して、「私がリーダーやります!」というタイプだったわけでもないのですが、いつの間にか周りから「リーダーやって!」と言われることが多くて。思い返せば、きっと責任感が強かったのかな? 長女だったこともあり、仲間の気持ちを汲んだり、様子を見たりすることが当たり前になっていたし、みんなで同じ方向に向かって、何かの結果を出すということも楽しかったですね。

でも、今からは想像できないかもしれませんが、小学校3年生の頃までは、すごく内気なタイプで。転校先の学校の新任の先生がなんでも任せてくれて、私を認めてくれたんです。きっと、その時の自己肯定感を高めてくれた経験が、今の私の原点だった気がします。

「浅沼代表の性格をズバリ教えてください!」

よく周りからは、「正義感が強い」とか「責任感が強い」と言われます。根本的に「人」が大好きだから、日々のコミュニケーションの中で手を抜いたり、曖昧にグレーにするとかができないんですよね。だから人によって接し方を変えるってこともないと思います。誰に対しても、正直にはっきりとストレートに伝えたいと思っているかもしれませんね。ご縁があってらくらの仲間になってくれた職員は私にとっては宝物ですから。

「尊敬する人は誰ですか?」

渋沢栄一さん、松下幸之助さん、出光佐三さんといった世の中に考え方の痕跡を残した偉人の方々のことはもちろん尊敬しているのですが、身近なところでは、やはり「父」ですね。父が脳梗塞で倒れ、急遽帰国し事業を継承することになりましたが、この仕事をやればやるほど、父がどれだけ大変だったのかということもわかってきました。

今も父の介護は続いていますが、もっと元気なうちに父と話をしたかったと思いました。父が創ったこの会社を、次のステージに進めていくのは私の使命だと思っていますし、もっと世の中がよくなっていくことをやっていきたいという気持ちも強くなりました。

「らくらグループの採用試験を受けようとしている方へメッセージをお願いします!」

“一生は、今日一日からはじまる”という言葉を伝えたいです。夢を思い描いたり、憧れることもいっぱいあると思います。一方で、日々の仕事は地味で地味で地味で…きっと理想と現実のギャップに悩むことも多いと思います。でも、実は仲間と共に切磋琢磨する時間や積み重ねた経験が増えていくことで、見えてくる景色が絶対にありますし、一心不乱に真摯にやり抜くことで必ず未来は開けます。成長の一番の鍵は「素直な心」。状況を冷静に判断して、志を見失わずに、自分が見たい世界へ向かって歩む人を私は尊く思います。

PROFILE

大学卒業後、アメリカに留学し、貿易の仕事に従事する。その後、スイス・チューリッヒに20年在住。日系の大手証券会社で営業、トレーディング業務を経て、ファンドの運営会社を設立。父親の脳出血により日本とスイスの往来を3年に渡り繰り返し、平成22年に父の事業を承継する事を決意。同年9月らくらグループを発足し、現在に至る。

  • ◯ 好きなもの / 旅行、スポーツ、読書
  • ◯ 仕事をする上で大切にしていること / 人づくり、コミュニケーション

RECRUIT INFO.募集要項

総合職
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